著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

“匂わせ不倫”でさらなる燃料投下 木下優樹菜引退の決定打

公開日: 更新日:

 加藤紗里が目指している炎上商法のキモは、自粛警察やネット自警団をはじめとするアンチを相手に「向かっていかない」「噛み合った言い争いをしない」ということだ。

 全国一斉に行われるフルボッコのイジメのようになりがちな最近の炎上では、批判を真に受けると疲弊して心が折れてしまう。大胆に無視すれば、確かに批判の声は一時的に大きくなるが、その分、メディアに取り上げられる機会も増え、宣伝効果も持続する。場合によっては、炎上被害者の地位を手に入れられる可能性も出てくる。

 加藤をはじめ、炎上慣れしてきた芸能人や著名人は、コメント欄を閉じるなどの対策をした上で、SNSや掲示板サイトに集うアンチを丸ごとスルーできる強いハートを獲得すると同時に、炎上における主導権の握り方をマスターしつつあるように見える。実際、批判も擁護もどちらとも噛み合わない炎上のケースが目立ってきた。その代表が、いわゆる「におわせ」だ。

木下優樹菜のケース

 先日、活動再開から急転直下の芸能界引退となった木下優樹菜(32)。昨年、タピオカ店恫喝騒動で炎上していたが、今年の年初からは「におわせ不倫」でも炎上していた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン