<5>ストリップ劇場のギャラで食べた「貧乏定食」100円ナリ

公開日: 更新日:

 ホープが、マギーの北海道巡業に付いてきたことがあったという。

「ホープちゃんがゆーとぴあを結成する直前でしたか。『付いてっていい?』と言われると断れないのよ。寝台列車の乗車賃を払い戻して、鈍行の夜行列車で青森まで行って、青函連絡船で函館、最初の巡業先の浦河へ着きました。ホープちゃんはマネジャーみたいな顔をして、ストリップ劇場の支配人に挨拶してる。1週間くらい巡業して最後の地、札幌に着いて、10日間興行だから、同じ宿に泊まるんだけど、支給された宿代を浮かせるために、50過ぎの女将の夜の相手をしました。それも2人交代にだから、笑っちゃうでしょ」

 ある意味、ホープと「兄弟」になってしまった。

「3日目に、ホープちゃんが東京に帰りたいと言い出した。それはいいんだけど、『飛行機代貸してくれ』と言われた時は、さすがにムッとしましたね。2人で来る時は鈍行の夜行列車だったのに、1人で帰るのに飛行機はないですよ。ただ、そういう失礼に免疫ができちゃって、怒れないのよね」

 どこまで人がいいのかと感服する。=つづく

(聞き手・吉川潮

▽本名・野澤司郎。1946(昭和21)年3月17日生まれ。茨城県下館町(現・筑西市)出身。17歳で上京。20歳からプロのマジシャンとして活動開始。現在はマギー一門の領袖として多くの弟子を抱える。日本奇術協会相談役。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  3. 3

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  1. 6

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職

  2. 7

    来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    一番驚いているのは自民に入れた有権者 「数の力」をなぜ、こんなバカげたことばかりに使うのか

  5. 10

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ