著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

アンナの離婚計画 離婚認めない父・梅宮辰夫を動かした策

公開日: 更新日:

「梅宮さんは娘可愛さのあまり自身のお金まで羽賀(研二)にだまされるなど恥をかいた。ようやく結婚にこぎつけ披露宴をして初孫まで誕生したのに、離婚となれば、また俺の恥であり梅宮家の恥」

 夫婦不仲の話は梅宮家の秘密事項になり、内密のうちに事を解決しようとしていた。しかし、内々で解決できるほど簡単なものではなかった。アンナは度重なる夫の嘘などで、不信感が増していた。青年実業家の触れ込みも結婚当初は無職。辰夫氏は娘婿のために奔走した。自身がプロデュースした「漬物屋」など顔の広さで就職先を探し回った。「娘のためならなんでもする人なんです」とこれまでやってきた人だが、就職先は見つからなかった。

 父親のプライドのために離婚回避は無理があった。ならば、隠して変な形で報じられるより、事実を週刊誌でさらけ出すことのほうが得策だった。「羽賀に続いてまたアンナは」と一時的にアンナと父親は矢面に立たされるが、それは一時的な恥。「子供が父親のことを知らないうちに別れるほうがベスト」という将来を見越した案だった。父親も離婚を回避させるより、苦渋の決断で離婚させるほうが恥は小さくて済む。こうして「離婚へ」と記事にした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する