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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

藤原正彦氏のユーモアに文藝春秋巻頭コラムの“品格”を疑う

公開日: 更新日:

 大方の予想を裏切り、今回は安倍総理退陣の話ではない。

 もうすでに著名な方の安倍政権の総括は一通り語られ、いちいちうなずかされる。それに対して「感謝しろ」「病人を叩くな」「悪口をやめろ」と擁護勢力が躍起になっているが、まっとうな批判に「悪口」としか反応できない必死さが哀愁を誘う。

 さて今回は文藝春秋9月号の巻頭コラムのお話。

 あまたの綺羅星のごとき文人が登場したこの巻頭随筆欄、最近の執筆者は「国家の品格」を書いた藤原正彦氏である。が、一読して我が目を疑った。

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