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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

藤原正彦氏のユーモアに文藝春秋巻頭コラムの“品格”を疑う

公開日: 更新日:

 そしてまた話はファンレターに戻る。文の構成がサンドイッチのようになっていて、再びパンの部分だ。

「知的で成熟したファンへの返答は容易ではない」として、「『先生の愛人にして下さい』などといううれしいだけの手紙がなつかしい」とつづり、最後を「最も印象に残るのは、地方のある純情な女子高生からの、『先生の幸せな家庭を破壊したい』だった。舞い上がった私は『ぜひ破壊して下さい』と思わず叫びそうになった」と締めている。
硬い話の具を柔らかいパンで挟んだつもりなのか。柔らかすぎて頭がクラクラする。

 文藝春秋の巻頭コラムといえば、まさに雑誌の顔。最近では阿川弘之氏が思い浮かぶ。洒脱で軽妙でいて、重厚で深みがあった。歴代の執筆者も皆味わいがあった。あの頃が懐かしい。最近の文藝春秋の「HANADA」化的な傾向がこんなところにも表れているのか。

 藤原氏は「国家」よりご自分の品格をお考えになったほうが良いのではないか。

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