本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。近著に「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)がある。

銀シャリの直らない語尾“おまえ”問題 悪癖を直すために…

公開日: 更新日:

「M―1グランプリ2016」でチャンピオンになった銀シャリ。NSC卒業後にコンビを結成した2人は、お揃いの青いブレザーに赤ネクタイ、黒のパンツと見た目は“古典的”ですが、芸風は日々進歩を重ねています。

 結成以来、私はbaseよしもと(現・よしもと漫才劇場)で銀シャリを見てきましたが、ボケの鰻君は、セリフをかむ、忘れる、飛ばす、間違うの連続。そんな悪癖も補って余りある……“天然鰻”のキャラが魅力でもありました。入学当初、「本名か? 芸名か?」「本名です、全国でも数件しかないそうです」という会話で、「鰻」の名前は一発で覚えました。変わった名前は生まれ持った武器、中でも「鰻」はダントツにオイシイ名字で、悪癖も薄らいでしまうところがありました。

 とはいえ、このままでは“ライブだけでウケる芸人”になってしまうと思い、彼らと話し合い、ツッコミの橋本君に「鰻のセリフも全部覚えて、かんだり、忘れたりしたらとことんフォローして、それを笑いに変えていこう」という戦法にしました。つまり、今までは鰻君がセリフを忘れても、橋本君は鰻君が言うまで待っていましたが、そこを待たずにツッコんでいって笑いを取ろうというわけです。ところが、どんな状況でも橋本君のフォローがある安心感からか、鰻君はネタをかむことはあっても、忘れたり飛ばしたり間違えたりすることがほとんどなくなった。たとえ間違えても、それを逆手に取って笑いに変えてしまうことで、確実にランクアップしていきました。文字通り「ピンチをチャンスに変える」対策が功を奏しました。

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