自民×維新は連立早々に“成田離婚”も? 政策も理念も、「政治とカネ」に対する意識も、政治姿勢もバラバラ

公開日: 更新日:
連立政権合意書を手に、写真撮影に応じる日本維新の会の吉村代表(左)と自民党の高市総裁(C)日刊ゲンダイ

 自民党と日本維新の会が20日、連立で正式合意した。両党の党首会談が20日午後6時過ぎから国会内で行われ、自民党の高市早苗総裁(64)と維新の吉村洋文代表(50)が合意文書に署名した。連立政権発足に向けた動きが大詰めを迎えた。

 四半世紀余りに渡って連立を組んでいた公明党から“熟年離婚”を切り出され、以降、なりふり構わずの姿勢で“再婚相手”を探していた自民。

 白羽の矢が立った維新は連立入りの「条件」として「社会保険料の引き下げ」や「副首都構想」、「食料品の消費税廃止」に加え、自民、公明が決裂する原因となった「企業・団体献金の廃止」など12項目を要求。

 自民の高市早苗総裁と政策協議に臨んだ維新の藤田文武共同代表(44)は「フルスペック(閣内協力)の連立入りを提示され本気度を感じた」「高市総裁と信頼関係が一段と進んだ」と言い、維新の提示条件を自民が丸呑みするのかと思いきや、やっぱり違った。 

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