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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

「ばけばけ」で注目の阿佐ヶ谷姉妹の“姉”渡辺は公立女子校の超名門「宇都宮女子」出身

公開日: 更新日:

阿佐ヶ谷姉妹(お笑いコンビ)

 9月末から始まった2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」で声の出演だけながら重要な役割を果たしているのが阿佐ヶ谷姉妹。ヒロイン(高石あかり)とその夫(トミー・バストウ)を見守る蛇(渡辺江里子=53)と蛙(木村美穂=51)を演じている。かつて“仮想姉妹”といえば、その代表は叶姉妹だったが、今はこの2人。バラエティー番組のディレクターは「各好感度調査でも上位にランク。画面に欠かせない存在になっている」と話す。

 姉役の渡辺は栃木県宇都宮市の出身。サラリーマン家庭に育った。小中は近所の公立。「成績は間違いなく良かったはず」と推測するのは市内の大手学習塾のスタッフ。というのは、彼女が進学したのが県立宇都宮女子高校(通称「宇女」)だったからだ。創立は1875年。現存する国内の公立女子高ではもっとも歴史がある名門だ。

「栃木で男子なら県立宇都宮高校、女子なら宇女が双璧。偏差値も70と非常に高く、中学の成績がクラスで1番とか2番の子が行く高校」(同)

 毎年、難関の国公立大や医学部に合格者を送り込んでいるが、渡辺はがり勉タイプではなかった。宇女での彼女は趣味に生きる少女だった。演劇、ギター、落語といくつものサークルに入って、高校生活を謳歌した。なお、落語研究会での高座名はメガネをかけた雰囲気がジョン・レノンに似ていたので「じょん・のれん」と決まった。

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