著者のコラム一覧
平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

金子マリ「歌を通じて誰かの心をちょっとでも動かしたい」

公開日: 更新日:

 荻窪ロフトのブッキングを見ると金子マリ&バックスバニーは【1975年5月24日】【同年12月14・15日】にライブをやっている。下北沢ロフトでは、オープンして5日目の【1975年12月8日】にステージに立っている。そして新宿ロフトのオープニングセレモニー【1976年10月1日】にはソー・バッド・レビューとともに登場した。シモキタ・ロフトを拠点としていた金子マリが、新宿ロフトの初日のステージに立つのは、ごく自然な流れだった。

 ☆ ☆ ☆ 

 ――荻窪、下北沢、新宿とロフト黎明期の常連出演者でした。

金子「やっぱり(出身地の)地元・下北沢のロフトは居心地のいい所でしたよ。ソー・バッド・レビューと対バンしたんだけど当時、彼らは凄い人気があったわけ。開場前にダーッとお客さんがロフト前に並び、それを見た(ボーカルの)北(京一)さんが『この行列は何ですか?』って尋ねたら『大阪から凄いバンドが来るんです!』って言われて。自分たちのことなのに分かってなかった(笑い)。いろんなことがありました、ロフトでは。打ち上げで夜遅くまでいたから、夜中の2時くらいになると誰かが裸で踊ってて(笑い)」

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