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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

「タモリは無抵抗を貫きながらス~ッと無欲に生きてきた」

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「漫画家の赤塚不二夫先生の代表作『天才バカボン』の主人公バカボンのパパの口癖に<それでいいのだ>がある。タモリは人の悪口とか言わないし、有名になっても威張ったことはない。散々悪いことも、もちろん面白いこともやってきたし、ブラックな芸もやった。でも人を陥れるとか、そういうことも絶対にしなかった。崇高な人間だよ。アイツは芸をやりながら、芸能界で生きていきながら、自分の<生き方そのもの>について、赤塚先生の言うところの『これでいいのだ』と考えている節がある。世の中の流れに沿いながら<ス~ッと生きてきた>のがタモリ。オレはそう思っているよ」 

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