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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

古関裕而の人気曲「高原列車は行く」の舞台はJR小海線か

公開日: 更新日:

 11月9日からの第22週では、古山裕一(窪田正孝)と村野鉄男(中村蒼)が母校に校歌を届けるために福島に里帰りする。裕一の弟・浩二(佐久本宝)の恋の話などが展開していくが、今回はこの週に登場する「高原列車は行く」に注目したい。裕一のモデル・古関裕而が作曲を手がけた中でも、特に人気の高い一曲だ。

 地元紙「福島民報」が昨年12月から今年2月にかけて、アンケート調査「あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」を実施。一番投票が多かったのが「高原列車は行く」だった。人気の秘密は「高原列車はラララララ行くよ」といったウキウキするような歌詞と、その軽快なメロディーだろう。1954年にこの曲が発表されると、「NHKのど自慢」で歌いたがる人が続出。整理するのがたいへんだったという。

 詞を書いたのは、古関と同じく福島出身の丘灯至夫。NHKに勤めた後、毎日新聞社に転職。同社に籍を置きながら、西條八十に師事し、作詞家の道を歩みだした。「高原列車は行く」は丘の出世作となった。その後、「東京のバスガール」、「高校三年生」とヒットを連発。「ハクション大魔王」や「みなしごハッチ」など、アニソンの詞も手がけている。

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