令和も中島みゆきブームなぜ?コロナ禍でラストツアー中止

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 またぞろ、みゆきブームの様相である。CMソングにバラエティーのBGM、ドラマ主題歌、映画のほか、週刊誌がこぞって特集し、中島美嘉に宮本浩次、May J.らが名曲をカバー。フジテレビ系「ミュージックフェア」でこのほど女優の大竹しのぶ(63)が「ファイト!」を涙の熱唱で披露し話題になっている。

■紅白出場の可能性

 中島は今年、「ラストツアー」と銘打って1月からスタートの全国公演「結果オーライ」が2月下旬で中止に。12月にセレクトアルバム「ここにいるよ」をリリースするが、ほかの歌手と同様、コロナ禍で表立った活動はできないでいる。「このまま引退?」などとも一部で報じられたが、それでもちまたは、みゆきの楽曲で盛り上がる。このまま年末までいって、紅白歌合戦に2014年以来の出場で「ファイト!」で締める可能性まで報じられた。

 閉塞感の強いこの時代だからこそ、苦しい思いをしている人たちを励ます力強いメッセージソングが求められているのは確か。かつ、世代を超えて愛される普遍性、そうした楽曲が出にくくなっていることなどが、令和でも中島みゆきがブームになる背景にあるのだろう。

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