著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

中条あやみはクールな役が多いが…根はざっくばらんな大阪人

公開日: 更新日:

 では素顔の彼女は「クール中条」「楽しそうな中条」のどちらに近いかというと、断然、後者だ。

 彼女に初めて雑誌取材でインタビューしたのは「日経エンタテインメント!」2015年5月号の連載企画“CMガールズコレクション”。当時18歳で、「人一倍はしゃいでます。出演した映画を見た人が、初めて私に会うとイメージと全然違いました、ってよく言われます」と笑顔で話してくれた。

 取材をするとインタビュアーにツッコミを入れたり逆質問するくらいのざっくばらんな明るさがあり、大阪出身ならではの親しみやすさが魅力的で、話を聞いているこちらも楽しい気持ちになる。

 ハーフのモデル系女優は、そのビジュアルから役柄が限定されてしまい、女優としては伸び悩むことが少なくない(その結果、バラエティーに活路を見いだすことになる)。

 しかし、そんな中で中条あやみが主演女優として確固たるポジションを確立できたのは、抜群の演技センスと幅広い役柄に変化できる対応力によるものだ。

 最新主演映画「水上のフライト」は、ここ数年は恋愛系映画への出演が多かった中条あやみが、より深い演技を求められるヒューマンストーリーに挑戦した記念碑的作品としても注目したい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償