著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

公人は理想を掲げ、子供に希望を与え、実務を現実的に行え

公開日: 更新日:

 混迷を極めた米大統領選挙も、ついにバイデン氏の当選確実が出て大勢は決した。多くのアメリカ国民はほっと胸をなで下ろした。と書きたいところだが、「多くの」というのはある意味正しく、ある意味正しくない。

 史上最高の投票率を記録した今回の選挙では、バイデン氏は過去最高の票数を得た。しかし僅差で負けたトランプ氏も、実は史上最高の得票を確保していたからだ。

 トランプ氏が今すべきことはすぐに敗北宣言し支持者に向かい「もう争いはやめよう。全ての国民はアメリカのために一つになろう」と団結を呼びかけることである。

 しかし傲岸不遜で自己中心で、自らの利益のためにはなりふり構わぬ赤ネクタイの男は真逆の行動に出た。何の証拠も示さないまま郵便投票の不正を訴え次々に訴訟を繰り出したのだ。トランプ支持者はそれに呼応し、国は赤と青に分断された。

■トランプを崇拝した利己主義の危うさ

 たしかにトランプ氏は雇用を増やした。労働者たちをある程度救ったかも知れない。しかしすべての貧しき者を救ったわけではない。有色人種や移民には厳しかった。彼は常に自分が生き残るためだけに行動してきた。彼にとって必要なのは選挙に勝つための過半数の国民だ。自分を支持しないからと、ツイッターで「ニューヨークは地獄に落ちろ」と叫んだ。こんな大統領がかつていただろうか。米メディアは「ここはアメリカでベラルーシではない」と言った。バイデン当確が決まった時、黒人コメンテーターは「やっと親が子に、いい人であれ、と胸を張って言える時がやってきた」と涙を流した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  4. 4

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  2. 7

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  3. 8

    Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神

  4. 9

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  5. 10

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か