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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

マンションの隣の部屋で…木村一八をのぞき穴から張り込み

公開日: 更新日:

 恵比寿にあったそのマンションは各階2部屋。最上階の7階だったと思う。エレベーターを出ると向かい合わせの部屋だった。彼女の部屋の玄関内が張り込み場所だ。私は別件があったので、別の人にお願いして、逐次、報告を受けていた。

 ドアののぞき穴からの張り込みだ。一八が男女問わず仲間を連れて騒ぐ頻度は高かったが、単に自宅で騒いでいるだけで記事にするのは難しかった。狙いは特定の女性だ。

 ところが、玄関のカギ穴からの確認作業には限界がある。隣のドアからカメラマンが飛び出していって写真を撮るわけにもいかない。あくまでも彼女らしき人の顔や背格好の確認。それすらも難しい。結局、記事になることもなく徒労に終わった。

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