著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

立川談志師匠の「お別れ会」で殿がポツリともらした一言

公開日: 更新日:

 ちなみに、師匠はアルコールは少々たしなむ程度だったので、決して前夜泥酔していたなんてことは絶対にないです。ま、そんなエピソードをこの先数回にわけて紹介していこうと思うが(志の輔が俺の弟子として入門して来るなんてのもあるので、乞うご期待を!!)。

 2011年11月21日に死去した立川談志お別れの会がその年の12月21日にニューオータニにて1000人以上もの人々が集まり、行われたのだった。当時、東京都知事であった石原慎太郎氏の弔辞の言葉「あばよー!」は翌日の新聞に大きく躍った。

 式の後半に来る手はずになっていたたけしさんを俺はホテルの入り口で待ち、そのまま無言で祭壇に向かい、並んで手を合わせた……。どーしても師匠の遺影に目を合わせられなかった……(俺、師匠の弟子なのにたけしさんばかり好きになっちゃって……スミマセン……)、その時「バカ野郎、たけしに迷惑かけるなよ!」の師匠の声が聞こえた……気がしたのだった。

 たけしさんは終始無言だった……ただ車に乗り込むほんの寸前に「盛大だったなあ……俺の時も人が来てくれるかなあ……」とポツリと想像もしていなかった言葉に……間、間、間、そして蚊の鳴くような声でしぼり出したのは「と、殿は死にません……」。たけしさんを乗せた車の後部座席の扉がバタンと閉まる音と同時に俺の目からはとめどもなく涙があふれ出した……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体