著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

横山ホットブラザーズ 飛行機の手荷物検査で止められて…

公開日: 更新日:

横山ホットブラザーズの巻

 ノコギリを叩いて「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」としゃべっているかのように聞かせる芸でおなじみ横山ホットブラザーズのアキラ師匠が今月9日に亡くなられました。

 吉本所属ではなかったため頻繁にお目にかかることはありませんでしたが、寄席番組で毎年4~5回はご一緒させていただき、楽屋に挨拶に伺うと「おはようさんです。よろしゅうに」と、駆け出しの頃から、いつも変わらぬ笑顔で迎えてくださいました。

 2000年代初頭に「トリオ結成50周年」特番の構成を担当させていただいて以降、いろんなお話を伺いました。あの「しゃべるノコギリ」をミュージックソーという、ノコギリ型の楽器だと思ってらっしゃる方が多いかと思いますが、アキラ師匠の使われていたノコギリはアメリカ製の“本物の”ノコギリ。「なんかに使えるやろう」と先輩芸人さんがアメリカから買って帰り、それを譲り受けてアキラ師匠がネタとして使うようになったのだそう。楽器ではないので音域が狭く、出せる音が限られているため、アキラ師匠が叩き、音調べをして、その範囲で演奏できるみんながよく知っている曲をマコト師匠が探す、という役割分担をされていました。そこで演奏されたのが「荒城の月」「お正月」「世界に一つだけの花」などだったのです。

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