高倉文紀
著者のコラム一覧
高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

桜庭ななみがオトナの女優に!“おてんば美少女”からの変遷

公開日: 更新日:

 彼女を初めて知ったのは、同じ事務所の先輩女優を雑誌取材するために所属事務所のオフィスに行ったときで、見学している新人女優として紹介されたのが、当時15歳だった桜庭ななみだった。

 彼女が高校生になってからも何度かインタビューして取材ロケに同行したが、合間に公園のブランコを見つけて立ちこぎをしたり、おてんばな一面もある元気な少女という印象が残っている。出身地・鹿児島の名産・温州みかんをイメージさせる、みずみずしい存在感は、今も変わっていない。

 15年には台湾留学。その翌年に台湾の連ドラ「戀愛沙塵暴」で全編中国語の演技に挑戦して、17年公開のジョン・ウー監督作品「マンハント」にも出演。そして、18年に「西郷どん」で“日本凱旋”ブレークした。

 彼女が女優として歩んだ道のりを年表にするとすれば、「美少女女優として人気を集めた10代」「アジアで活躍した20代前半」「再び日本で注目のヒロイン女優に浮上した20代後半=現在」の3章に分けられる。さまざまな経験を積んできたことが、演技の厚みにつながっているといえる。

 20代最後の年となる21年、そしてその先の30代は「桜庭ななみ年表」にどんな新しい一歩が加わるのか注目したい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず