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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

バブル時代のディスコは芸能人と女性の出会いの場だった

公開日: 更新日:

 現在は“クラブ”と呼ばれているが、昭和の時代は“ディスコ”の名で若者を中心に親しまれていた。

 1980年代に入るとさまざまなアイテムを取り入れたディスコが登場。一大ブームをつくり上げた。お立ち台もアイテムのひとつ。発案したのは「マハラジャ」と言われている。まだ地下鉄が通っていなかった麻布十番にオープン。当時の十番は六本木に近いようで遠い「陸の孤島」と呼ばれ人の集まりは悪かったが、マハラジャができたことで一変し、深夜まで若者たちが集まり、活気づけた。

 マハラジャを手掛けたのは六本木や赤坂などでジュータンパブなどを仕掛けて名を馳せた菅野諒氏。一度、インタビューしたことがあるが、物腰の柔らかい紳士だった。

 大学卒業後、金融関係の仕事を経て夜の世界に飛び込み、アイデアと巧みな経営術で成功を収めた。ワンランク上のディスコを目指しドレスコードを導入。ジーパンやTシャツ、運動靴は禁止。紳士淑女の夜の社交場の雰囲気を醸し出した。お立ち台もあったが、話題を振りまいたのが一般フロアの2階に設けたガラス張りの豪華なVIPルームだった。

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