3.11で人間愛を実感 宮城に帰省中の嫁が音信不通になり…

公開日: 更新日:

 内間です。この時期になると思い出す東日本大震災と愛。当時嫁は、3月下旬の出産予定のため実家の宮城県に帰省中でした。

 あの時は東京もすごかった。僕は新宿を歩いていたのですが、地震の経験が乏しいため、最初気付きませんでした。ただ真っすぐ歩けない。

 めまい? でも目にした信号機の揺れで気付いたのです。とにかく事務所に向かおう。ウチの事務所は小学校の跡地。ほとんどの人が中庭に避難していました。ただごとではない雰囲気。そして情報不足。しかし程なくして入ってきたのが、震源地「三陸沖」。

 宮城県は大丈夫か!? 嫁に電話をかけてますが、ずっと圏外。テレビでは悲惨な映像ばかり。不安が募ります。だけど僕には何の解決策もありませんでした。

 嫁と音信不通になって4日目。突然全く知らない番号から着信が入りました。出てみると、「大丈夫か? 木村です」。

 それは天津の木村さんでした。ほぼ初対面の木村さんがなぜ!? 実は木村さんは、宮城県に知人のスタイリストさんがいるらしく、その方におまえの嫁さんの実家の様子を見てきてもらおうか、との連絡でした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る