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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

くだらない? 週刊誌のスキャンダル報道“下品も品のうち”

公開日: 更新日:

「本当にくだらない」

 週刊誌の芸能記事というと、よくこんなふうに言われたものだ。世間の風当たりが強かった頃、直撃した女優からも「下品、週刊誌は」と睨みつけられることもあった。故・須藤甚一郎リポーターにこの話をすると、「よかったじゃない。下品と言われただけでも。下品も品のうち。“品がない”と言われるより、よっぽどいい」という言葉に笑った。

 下品と言われる際たる記事がスキャンダル。当時は女性誌が中心となりプライバシーを暴く。「のぞき見と同じ。悪趣味」と批判的な声も少なくなかった。一方でスキャンダルは多くの人から関心を持たれ、井戸端会議の格好のネタになった。

 賛否両論の板挟みを感じながらもスキャンダルは毎週のように報じられた。当時は新聞・テレビも加わり取材現場は常に賑やかだった。東京駅から羽田空港まで渦中の人物への直撃は当たり前。時には自宅前まで押し寄せた。過剰報道に大手芸能プロ幹部のコメントが記憶にある。

「勝手に直撃して、当たり前のように報じる。芸能人は出演してギャラを得る。ワイドショーも結果的に出演したのだから、出演料を請求してもおかしくない」というものだった。真逆の意見もあった。「スキャンダルだろうが露出してナンボの芸能人。宣伝と思えばいい」という割り切り方だった。

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