中村吉右衛門 一時心肺停止も千両役者に引退の二文字なし

公開日: 更新日:

 このほど食事中に倒れ、一時心肺停止に陥ったとも報じられた歌舞伎俳優で、人間国宝の中村吉右衛門(76)。最悪の事態は免れ、現在は小康状態だというが、それでも予断を許さない状況が続いているという。

「無理に無理を重ねていたのでは」と、関係者からこんな声が上がる。

「ことし1月に歌舞伎座公演を8日間休演したときから、体調の悪さは観客にも分かってしまうほどでした。重たい衣装をつけての舞台は体力的にも大変で、引退しないまでも、療養が必要な状況にあった。それにもかかわらず、『三月大歌舞伎』への出演を強行したりしていた。さすがの役者魂とも言えますが、今回はかなり厳しい状況に陥り、やはりムチャし過ぎだったのだと思います」

 ここ数年、吉右衛門は体調不良による休演が相次いでいて、2013年に味覚障害を発症した際は一時食事も取れず、体重が10キロ減ったことも。足腰も弱まり、体調を心配する声が各方面から上がり、「引退」の二文字も囁かれていたそうだ。それでもスケジュールを組んで、休ませなかった松竹への批判の声も上がっている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  3. 3

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 4

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  5. 5

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  1. 6

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  2. 7

    広瀬アリス&赤西仁の交際報道に《裏切られた》…女性ファンが“オタクアピール”に強い拒否反応

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  4. 9

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  5. 10

    黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声