著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

山之内すずはどんな番組にもハマる「10代のカリスマ」

公開日: 更新日:

 Webサイトの取材でインタビューしたことがあるが、素顔の彼女は関西出身ならではのノリのよさがあって、同じ兵庫出身の女優でも有村架純北川景子が旧居留地の洋館のような落ち着いた雰囲気があるのに対し、山之内は元町商店街に通じる活気と親しみやすさを感じさせる。

 その一方で、「ちゃんと芯がある意見を言わないといけないので、本を読んで映画を見て、いろんな価値観を知りたい」(Web「タレントパワーランキング」)と語るなど、勉強熱心な一面も垣間見せていた。

 最近は活動の場を拡大。ラジオのパーソナリティーにもチャレンジしているほか、1月クールのドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系)では上白石萌音の妹を演じ、女優としても期待される。

 どんな料理にも使える調味料のような、「安定感」が山之内すずの魅力だ。だから、テレビ番組でどのMCと組み合わせても違和感がなく、幅広いタイプのCMにハマる。彼女の万能さに、世間はまだ気がついていないのかもしれない。

(つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗