チャーリー浜さん78歳で死去…吉本新喜劇で"一番"こんなに

公開日: 更新日:

 18日に誤嚥肺炎のため、入院先の大阪市内の病院で亡くなった吉本新喜劇のベテラン俳優・チャーリー浜(本名・西岡正雄)さん。78歳だった。通夜と葬儀は近親者のみで、すでに営んだという。

 大阪出身のライター源祥子氏は「関西人にとっては老若男女、誰でも知っている、昨年亡くなった志村けんさんに通じるような存在ですからね。悲しいとしか言いようがありません」と話す。

 ある興行関係者は「知り合ったのはチャーリーさんが大ベテランになってからですけど、誰に対しても分け隔てなく腰が低くて偉ぶらないし、愛嬌のある優しい人だったという印象ですね」と振り返る。

 大阪市出身のチャーリーさんは1962年に新喜劇に入団。浜裕二の芸名で「…じゃあ〜りませんか」のギャグで人気を呼び、1990年にチャーリー浜に改名。翌91年には「新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれている。

「チャーリーさんは新喜劇の座長になったことはないけど、意外と"一番"と縁があるんや。新語・流行語大賞に『年間大賞』ができて一番最初に受賞したのがチャーリーさん。そのおかげもあって、新喜劇の東京進出もうまくいった。新喜劇ブームの一番の功労者やろな。後輩芸人には一番厳しかったし、ファンには一番優しかったように思うわ。確か”バツ4”やったと思うけど、それも吉本では一番とちゃうか」(在阪テレビ局関係者)

 コロナ禍もあって最後の舞台出演は昨年3月だったというが、残念無念だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発