著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

ユン・ヨジョンの私生活は韓流ドラマよりもドラマチック

公開日: 更新日:

 その後、芸能界に復帰したものの、1980年代の韓国といえば、まさに激動の時代。軍事政権下で当時はバツイチの女性への風当たりが強く、“離婚した女”という肩書のついたユン・ヨジョンに居場所はなかった。

 民主化が実現し、ソウルオリンピックが開催されても、まだまだ女性が生きづらい時代。どんな端役でも迷わず出演したというが、ユン・ヨジョンの独特の声には視聴者からクレームが来ることもあり、コンプレックスを覚えていたという。それでもオファーが途切れることなく、現在に至るまでドラマ映画に引っ張りだこだったのは「個性派女優ユン・ヨジョン」が唯一無二の存在だからだ。

 今、ユン・ヨジョンは出演中のバラエティー番組でも注目され、韓国での好感度はとても高い。一方、離婚した元夫のチョ・ヨンナムはここ数年、問題行動が報じられている。バラエティー番組の制作発表会で共演者と口論になったり、現在は詐欺容疑で公判中。ユン・ヨジョンとの離婚は「後悔している」そうだ。

 時代は変わった。バツイチのユン・ヨジョンが白い目で見られて苦労したのも今は昔。今の韓国の若い女性たちはむしろ不思議がっている。「そもそも、なんであんな男と結婚したの?」と。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"