木村拓哉はCMばかり…コロナで吹き飛んだハリウッドと大河

公開日: 更新日:

 木村拓哉(48)が苛立ちを隠せない。現在、俳優としてのスケジュールが真っ白で、開店休業状態なのだという。露出といえば、日本マクドナルドやバルクオム、日産自動車、リクルートジョブズなど、大手といえどもCMばかり。

「今年1月に放送されたスペシャルドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ系)に出演して以降、テレビで木村の姿を見かけるのはCMだけです。今年9月に公開される映画『マスカレード・ナイト』も昨年8月に撮影済み。現在はこれといった仕事はないようです」(芸能関係者)

 実は決して出演オファーがないわけではなく、木村も例に漏れず新型コロナウイルスの影響で仕事を失っていたという。

「コロナが発生していなければ、今頃はハリウッドでまさに映画の撮影に没頭していたと聞いています。有力候補は2本あった。一つは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシーズン6。もう一つは一部、女性誌も報じた映画版『将軍 SHOGUN』です。同作は1980年に全米で三船敏郎や島田陽子らが出演するドラマとして放映され大成功を収めている。それのリメーク版です。しかしそれもコロナによって流れてしまった」(前出の芸能関係者)

ツキにも見放され…

 しかし、それ以上に木村はツキからも見放されている。2023年に放映されるNHK大河ドラマは嵐の松本潤(37)が主演する「どうする家康」に決定。じつは本来、主演として白羽の矢が立っていたのは木村だったというのだ。

「理由としては、やはり木村がこのハリウッドの企画を優先したということが大きいようです」(前出の芸能関係者)

 皮肉なことに木村は悲願だったハリウッド進出やNHK大河もコロナによって妨げられていたのだ。

「ハリウッドは一度、企画が流れるとなかなか元に戻らない。ツキがなかったとみなされる。それこそハリウッドの予算は日本の10~30倍です。おいそれと失敗できない事情があるんです」(映画関係者)

 さらにNHK大河出演もしばらくは難しいという。

「今回、ジャニーズから松本を出した。同じ事務所から2年続いて主演なんてことはない」(芸能プロ関係者)

 直近で俳優・木村の姿を地上波で拝めるのは来年秋に放送が予定されている「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)のシーズン3が有力。コロナに翻弄される木村。最近は2人の娘の方が売れっ子だが、父の悲願はいつ達成されるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性