長澤まさみはドン引き…“スピ好き”小日向文世がハマった「手かざし」がブーム再来?

公開日: 更新日:

■バブル崩壊前後で“スピリチュアルブーム”

「真贋のほどはわかりませんが、昔から手かざしで病気を治すなどの特殊能力があるという人は少なくありません。古くは90年代初頭、大手広告代理店・東急エージェンシー元社員で“超能力サラリーマン”と呼ばれた高塚光さんが有名です。危篤のお母さんの首もとに手を当てたところ奇跡的に回復したエピソードが雑誌やテレビに取り上げられ、噂を聞きつけた人たちが東急エージェンシー本社前に行列をつくりました。その後、三浦友和主演で映画化(94年公開「超能力者 未知への旅人」)されるなど、こうした話題に今より寛容な時代でした」(テレビ局関係者)

 95年のオウム真理教による地下鉄サリン事件で、その空気は一変する。だが、その後も周期的にブームを繰り返している。

「スピリチュアル的なものが流行りやすいのは、偶然か否か、日経平均株価がバブル的に高騰し、その後、暴落する時期に重なるといわれています。オウム真理教は、日経平均が史上最高値(3万8915円)を更新した89年前後で多くの信者を獲得しています。人気番組だった『国分太一美輪明宏・江原啓之のオーラの泉』(テレビ朝日系)も、株価が長期上昇トレンド中(03~07年)の05年に開始し、リーマン・ショックを経てバブル後最安値(7054円)を更新した09年に終了しています。その後、スピリチュアルブームは、11年に発生した東日本大震災を境に完全に下火になりました」(前出・テレビ局関係者)

 今年、日経平均は一時3万円の大台に乗せ、バブル後最高値を更新。そんななか飛び込んできた小日向の奇跡的な“手かざし”エピソード。ブーム再来か。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」