桑木志帆の連覇か、“あの若手”が5打差覆して初Vか…佳境迎える資生堂・JALレディス優勝争い予想
【資生堂・JALレディス】第2日
資生堂・JALレディスの会場(戸塚CC西C)で2005年に行われた日本女子オープンを覚えているファンも多いだろう。最終日は2万人を超える大ギャラリーが見守る中、人気選手の宮里藍が大会史上最年少記録(20歳105日)で優勝。日本ゴルフ協会の関係者は「あれほど盛り上がった大会は記憶にない」と伝説になっている。
名匠井上誠一設計の舞台は雄大な緩傾斜面につくられ、2万本の松や桜に囲まれた難易度の高いコースだ。
「戸塚の西コースは距離(6766ヤード・パー72)があるし、今週はラフも長い。グリーンは砲台でアゴの高いガードバンカーが効いている。特にインの終盤は距離計算が難しい長い打ち上げホールが多く、飛距離の出ない選手はアウトでスコアを伸ばし、インでは守るゴルフになる。パワーがある選手でもバーディ量産は無理なコースです」(ツアー関係者)
昨年覇者の桑木志帆(22)は2日目が終わって4アンダーで首位に2打差の2位タイ。一昨年はプレーオフで敗れての2位と、相性のいいコースだけに、この位置は予想通りだが、桑木の連覇に「待った」をかけそうなのが、通算1アンダー10位につけている2年目の菅楓華(20=写真)だ。