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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

竹内涼真は“これからの俳優”でも…三吉彩花との結婚が十分あり得るワケ

公開日: 更新日:

 竹内涼真(28)の周辺が慌ただしい。7月30日発売の「フライデー」が三吉彩花(25)との交際が前進し、「ゴールインが近い」と大きく報じたからだ。記事中には竹内の知人が登場し、「最近、竹内さんは三吉さんを連れて実家に何度も帰っているのです。両親にも彼女を紹介し、周囲には『もうすぐ結婚する』と話していると聞いています」と証言している。この記事を読む限り、2人の結婚はもはや“待ったなし”のようだ。

 ただ、ここでふと疑問が浮かぶ。竹内の事務所が8年足らずのキャリアしかない俳優の結婚を認めるものだろうか。もうしばらく、女性ファンのために独身でいた方がいいのではないか……。

 2013年に俳優デビューした竹内は、17年前期のNHK朝ドラ「ひよっこ」で注目を集め、同年10月期の日曜劇場「陸王」(TBS系)で、若手俳優としては業界内で不動のポジションを築き上げた。昨年1月期の日曜劇場「テセウスの船」(TBS系)も好評で、その後もミュージカルで舞台を踏むなど、俳優としてさらなる上積みが期待されていた。そんなタイミングでの結婚報道である。

 筆者はこれまでたくさんの、適齢期の俳優たちの動向を見てきたが、20代後半の人気俳優が「結婚」の2文字を口にすると、所属事務所の幹部に「まだ早い!」と却下されるケースがほとんどだった。知り合いの芸能プロダクション社長が筆者の目の前で結婚を懇願する所属俳優に「もう少し会社に利益を落としてからでも遅くないだろう?」と説得してみせたこともある。

松坂桃李も星野源もあっさり結婚

 しかし、そんな筆者の常識は覆された。竹内の所属事務所に近い芸能関係者に話を聞いたところ、「結婚が周りから歓迎されるものであれば快く送り出してあげたいというのが竹内のマネジメント側の率直な思いでしょう。無理やり引き裂いても、何のメリットもありません。『この子を売り出すのに、いくら投資したと思っているの?』という昔ながらのプロダクション側の論理は通用しなくなりつつあるんです」と言うのだ。

 確かに最近の芸能界を見渡すと、松坂桃李(32)と戸田恵梨香(32)、星野源(40)と新垣結衣(33)に象徴されるように、脂の乗った年齢を迎えた俳優たちが躊躇することなく結婚にかじを切っている。

 ファンの視線を気にしながら、婚姻前に七転八倒していた昔の人気俳優たちの姿は、見る影もない。ファンやスタッフたちに拍手で歓迎される結婚……というのが、今の芸能界の理想形だという。

 今回、竹内の結婚報道を取材して度々耳にしたのは、同じ所属事務所の先輩、鈴木亮平(38)の存在だ。2人は「テセウスの船」で共演したことで、プライベートでも親しくなり、竹内は鈴木のことを兄のように慕っているという。

 鈴木自身、20代後半に“できちゃった婚”をしているだけに、竹内の心情を十分に理解し、応援しているのだろう。

 当時、俳優としてメジャーになるのはまだまだだった鈴木の結婚を心配する声も少なからずあったようだが、結局それは杞憂に終わった。

 人気俳優にとって、結婚はもはやマイナス材料にはならないという雰囲気ができつつある。そんな時代の変化を痛感した竹内の結婚報道だった。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

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