根が純粋で芸に対してクソ真面目 絶対に諦めない「ピース」という男

公開日: 更新日:

 前回コントゆーとぴあのホープの話を書きましたが、アタクシめの廻りから、凄い人がいるんですね等、反響があり、では相方のピースの事も書かねばと思いまして駄文を綴ります。

 アタシが東映を止めて商業演劇の舞台も止して、何の因果かお笑いの世界へ入った時に、ピースもかの有名な内山田洋とクール・ファイブの前川清さんの弟子を止めて、お笑いの世界へきた男。まあチョイト甘い顔してるから歌手に憧れたんだなあ。

 己の喉も音感も知らずに、いい度胸してるわったく。何んとか売り出そうと野心満々のホープ、ピースを口説いてコンビに。尤もピースは前川さんにヒマを貰ってお笑い芸人サンの門を叩いて、あちこちウロウロやってたらしい。そこでホープと組んだばかりの時に、アタシも最初のコンビを組んだ時に出会った。

 出会った時、ピースは無理ヤリ、お笑い芸人になろう! なるんだという精神状態で何か勘違いしてんじゃねえか? と思ったりしておりましたが、まあ家じゃ女房と子供かかえて、奴サン必死だったんですわな。で名古屋の大須演芸場で十日間、ギャラ無しで交通費と泊りは楽屋、メシ二食付という契約で行きましてネ、こっちは丸っきりの素人だし、ホープは笑いの世界にドップリ、ピースはここで一発! と鼻息荒い。イヤベンキョーになりましたわ!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋