不倫ドラマが7月期ひそかに人気 「うきわ」門脇麦&森山直太朗の“美化しない”淡々絶妙演技

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「三者三様の切り口で、どれも面白い」と前置きしながら、「うきわ」が“推し”だとこう続ける。

「かつて不倫は、“禁断の恋、追い詰められるからこその究極の愛”などと盛り上がっていた時代もありましたが、イマドキの不倫はもっとカジュアルになったぶん、美化しない傾向にある。中でも『うきわ』は社宅の隣人である“不倫された者同士”の関係を描いているんですが、その“サレ妻”“サレ夫”を門脇麦さんと森山直太朗さんが絶妙な距離感で演じています。淡々と行間を読ませる演出の中で、どこかドキドキさせる生臭さにハマるのは僕だけではないはず」

 9月公開予定の黒木華柄本佑主演の映画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」も美化しない不倫モノだ。

 ネット上では〈また不倫? 興味ない〉〈どう描いても不倫は人を傷つけるし、自分も傷つくから嫌い〉といった否定派もいるが、〈あり得ないとは思いつつ、なぜかドキドキする〉〈門脇さん、森山さんのちょっとした演技がすごい〉と支持する声が優勢だ。不寛容な時代だからこそ、逆に不倫モノに刺激を求めるのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも