不倫ドラマが7月期ひそかに人気 「うきわ」門脇麦&森山直太朗の“美化しない”淡々絶妙演技

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 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「三者三様の切り口で、どれも面白い」と前置きしながら、「うきわ」が“推し”だとこう続ける。

「かつて不倫は、“禁断の恋、追い詰められるからこその究極の愛”などと盛り上がっていた時代もありましたが、イマドキの不倫はもっとカジュアルになったぶん、美化しない傾向にある。中でも『うきわ』は社宅の隣人である“不倫された者同士”の関係を描いているんですが、その“サレ妻”“サレ夫”を門脇麦さんと森山直太朗さんが絶妙な距離感で演じています。淡々と行間を読ませる演出の中で、どこかドキドキさせる生臭さにハマるのは僕だけではないはず」

 9月公開予定の黒木華柄本佑主演の映画「先生、私の隣に座っていただけませんか?」も美化しない不倫モノだ。

 ネット上では〈また不倫? 興味ない〉〈どう描いても不倫は人を傷つけるし、自分も傷つくから嫌い〉といった否定派もいるが、〈あり得ないとは思いつつ、なぜかドキドキする〉〈門脇さん、森山さんのちょっとした演技がすごい〉と支持する声が優勢だ。不寛容な時代だからこそ、逆に不倫モノに刺激を求めるのかもしれない。

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