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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

飯野矢住代誕生秘話<10>「私にはジョニーが必要なの。ジョニーにも私が必要だと思うの」

公開日: 更新日:

《幼いころ、父と離別した矢住代は、ふたりの境遇があまりに似ているのにビックリした。ふたりの心は、いつかかよいあっていた》(「週刊平凡」1970年1月15日号)

 とはいえ、このとき矢住代には大学生の恋人がいた。そこで矢住代は、大学生の前でこう宣言する。

「私にはジョニーが必要なの。ジョニーにも私が必要だと思うの」

 かくして、大学生と別れて飯野矢住代は、「ジョニー」こと吉長信喜と付き合い始めた。それだけではない。原宿のマンションで一緒に暮らすようになったのだ。

 飯野矢住代の“新恋人”は、マスコミの格好のネタとなった。記者は「姫」の前で待ち構えて、勤務を終えた矢住代をつかまえて取材をすることもあった。普通の女性なら「今はプライベートです」とか「ご想像にお任せします」などとけむに巻くところだが、矢住代はあけすけになんでも話した。ミス・ユニバース日本代表に選ばれた際の「二号発言」もそうだが、注目されるのが何より快感だったのかもしれない。事実、雑誌のインタビューで次のように明かしている。

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