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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

連ドラはベテラン、技巧派が噛み合ってこそ 旬の俳優を並べるだけじゃ能がない

公開日: 更新日:

介護スナックベルサイユ」という連ドラを密かに楽しんでいる。

 元々は今年3月に2週連続の特別企画ドラマとして放送されたものだが、好評につき、今期、連ドラ仕様で再スタートした。

 舞台は風変わりなスナック「ベルサイユ」。どこが変わっているのかといえば、客の大半は要介護認定を受けた高齢者でスタッフは介護士資格を持ち、店内で血圧を測ったり点滴をしたりすることも。まさに「介護スナック」なのだ。

 先日は毎週土曜に行われている「ラスベガスデー」の話でルーレットやカードゲームなどに興じるうち、元気になるご老人の姿が描かれていた。

 ママは宮崎美子、チーママは笛木優子。自分も要介護認定を受けるようになった暁にはこういう施設にお世話になりたいものだと思う。

 このドラマのお気に入りポイントはなんといっても毎回、出てくるゲスト。その布陣が凄い。当然ベテランなわけで、その熟練の存在感に加えて積み重ねてきた人生の深みが感じられる演技のありがたさというか……。

■旬だからとキャスティングする昨今だが

 ぶっちゃけ、久しぶりにお顔を拝見したという人もいて失礼ながら「この人、誰だっけ」となかなか名前が出てこなかったり、「まだご存命だったんだ」という人も。

 一例を挙げると多岐川裕美、藤田弓子、清水美砂、かとうかず子、東山明美、島田洋八、樫山文枝、伊藤榮子、水木薫……。

 水木は調べたらその昔、日活ロマンポルノで活躍し、2時間ドラマなどでもよく見かけた女優だった。洋八はB&Bの「もみじまんじゅう~」の洋七じゃない方。

 昨今は旬だからというだけでキャスティングするドラマも多く、同じ人が掛け持ちするようなものも見られるが、本音をいえばもっといろんな俳優が見たい。ベテランの出る幕はほとんどないからこそ、このドラマは貴重だ。

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