引退宣言はどこへ…小室哲哉「TM NETWORK」復活にファンが注ぐ冷ややかな目

公開日: 更新日:

 会見のきっかけは、週刊文春に報じられた看護師女性との不倫疑惑。当時、妻であったKEIKOは闘病中ということもあって批判が噴出。引退は不倫隠しの方便という声も上がったほどだ。

 今回の音楽活動再開について小室は「体力は以前より後退しましたが、なにより音楽を創るアイデアとエネルギーは確実に進化していると感じています。TMはTMなりの活動をしたい。僕は僕なりの創作をしたい。いろいろな過ちがあっても、まだやれると背中を押してくれる友がいる。待っていてくれるファンがいる。これからの自分に残された時間にできること全てで、音楽で少しでも光をともせたら」とコメントしているが、都合のいい話である。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏はこう言う。

「1年ほど前でしたか、銀座で直撃取材に応じてもらったとき、『彼女(KEIKO)がまだ歌い手としてカムバックしたいなら、手を貸してあげたい。本当にそう思ってます』との言葉に、ちょっと耳を疑いました。浮気疑惑だけじゃない、小室さんがやったとされる冷たい仕打ちの数々、その揚げ句、捨て去るように離婚しておいて、一体どの口がそんな戯言を抜かしているんだと思ったからです。とても常人には思えない。でも改めて思うと、そう言ってしまえるくらいに強烈な自負が彼にはあったのかも知れません」

 天才と呼ばれた才能も今は昔。批判の声も馬耳東風なのは、もはやかつての仲間とヒット曲にすがるしか道はないからなのかも。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?