おぼん・こぼん仲直りで再ブレーク!陰の立役者は「浅草芸人」案内役のナイツ

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「水曜日のダウンタウン」の仲直りドキュメント企画「おぼん・こぼんTHE FINAL」(TBS系=6日放送)で、10年来の不仲を乗り越え、仲直りをはたした漫才コンビ「おぼん・こぼん」。

■“仲直り”で「浅草東洋館」は連日満員

 放送は大反響となり、番組を見た視聴者は、翌7日から仲直りしたおぼん・こぼんを一目見ようと演芸場に足を運んだ。

「浅草フランス座演芸場東洋館」の広報担当者はこう話す。

「緊急事態宣言が明けた10月上席(1~9日の興行)から入場制限を解除していましたが、放送翌日から、師匠たちが出演する回は、感染対策で空けている1列目を除く186席が満席になりました。たくさんのお客さまに来ていただき、本当にありがたいです」

■結成56年目

 おぼん・こぼんのふたりは仲直りをネタにしつつ、息の合った漫才を披露。連日満席の大盛況で、結成56年にして、まさに再ブレークの様相。緊急事態宣言下、休業や入場制限を余儀なくされ、苦境に追い込まれていた演芸場の復活を強力に後押ししている格好だ。

ナイツが面白がって不仲をネタにした

 おぼんはツイッターの自己紹介欄を「日本一仲の悪い漫才師」から「日本一仲の良い漫才師」に変更。しかし、その“陰の立役者”はプレゼンターを務めていた漫才コンビ、ナイツ塙宣之=43(左)、土屋伸之=43(右))のふたりだという。

「何度も決裂しそうになるふたりを熱心に説得していましたが、そればかりではありません」として、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「ナイツは本来、テレビ芸人でありながら、所属事務所の指示で浅草の舞台に立つようになった珍しいケースで、同時に浅草にいる個性的な芸人たちもネタにしてきました。今回の企画も、もともと彼らが『おぼん・こぼんの不仲』を面白がってネタにしていたことが出発点です。浅草には他にも変わった師匠がたくさんいるようですが、“浅草芸人の案内役”として、ナイツがその面白さをテレビやラジオで広めている功績はとても大きいと思います」

 ナイツのおかげで、漫才協会に加入する若手芸人も増えたという。次なる“浅草芸人”のブレークにも期待したいところだ。

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