著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<69>早貴被告がドン・ファンの死後に明かしたAV出演動機

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんは、殺害される前々日の5月22日から3日連続で、私に「田辺で会えないか」と電話をかけてきていた。3日目の24日、午後4時の電話で根負けした私は「あす行きます」と返事をした。その晩、ドン・ファンは遺体で発見された。

 彼が私に会って話したかったことは2つしか考えられない。

 1つは早貴被告のAV出演ビデオを処理して欲しいというもの。もう1つは早貴被告との離婚話をまとめて欲しいというものである。

 ただ、私に会わなければ話せないとすれば、「離婚」を早貴被告に伝える役をさせようとした可能性が高いのだろうと、今では思っている。

 ドン・ファンが亡くなった後で、私は早貴被告にAV出演について聞いたことがある。

「なんでAVに出演したの? お金のため?」

「いいえ、お金じゃなくてAVの男優さんとやりたかったので申し込んだんです」

「なんでキミのAV出演がバレたの?」

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