大越健介キャスターがつまらない! テレ朝「報ステ」は何に遠慮しているのか

公開日: 更新日:

 やはり、NHKから日本テレビ系「news zero」(夜11時)にスカウトされた有働由美子も、魅力だった“有働色”を封印して、普通の女性キャスターになってしまった。だったら、なにも高額ギャラを用意してNHKから人気者を引っ張ってこなくても、局アナで十分と思えるが、話題性は欲しいし、有働も大越も「全国区」だから数字(潜在視聴率)を持っている。

「なによりも、元NHKということに、CMスポンサーが安心するんです。チクリと苦言は呈しても、物議を醸すような批判はしません。しかも、大越さんは東大野球部の元エースとイメージは最高。企業の好感度調査でもダントツです。広告営業にとっては、大変なプラスでしょうね」(広告代理店営業マン)

 テレ朝が大越に期待しているもうひとつは、「顔の広さ」だ。ニュースウオッチ9のキャスターだった時に、政治家、経済人からスポーツ選手、芸能人、作家、専門学者、外国要人まで、あらゆるジャンルの人にインタビューした。あのナベツネだって、ライバルメディアにもかかわらず長時間の取材に応じている。こうした豊富な人脈を駆使して、大越がその時々の話題の人を引っ張り出せば、番組の注目度は上がる。

 さて、「大越報ステ」はどの程度のものか。31日の総選挙の開票特番で真価が問われる。(敬称略)

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」