著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

深川麻衣の魅力と強みは「俯瞰力」 主演・助演を問わず作品内でベストな輝きを見せる

公開日: 更新日:

深川麻衣(30)「婚姻届に判を捺しただけですが」TBS系

 女優の魅力を楽器の音色にたとえるとすれば、深田恭子はピアノに似ているし、浜辺美波はチェロ、杉咲花はフルートをイメージさせる。

 それに対して深川麻衣は、透明感としなやかな存在感が持ち味で、ときどき芯の強さをうかがわせるので、ビブラホンなどの木琴・鉄琴系のやさしい音色を思わせる。

 主旋律を奏でることもできる楽器だが(「ルパン三世のテーマ’80」でメロディーを演奏しているのがビブラホン)、深川も主演女優として着実な成長を見せている。

 1991年3月29日生まれ、静岡県出身の深川麻衣は、2011年に乃木坂46の1期生として加入。2016年にグループを卒業して女優として活動するようになってからは、「まんぷく」(NHK)、「まだ結婚できない男」(カンテレ/フジテレビ系)などに出演。2019年には「日本ボロ宿紀行」(テレビ東京系)で連ドラ初主演。NHK大河ドラマ「青天を衝け」では和宮を演じている。

 今秋は、ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS系)に広告代理店の受付嬢・麻宮祥子役で出演中。また、Paraviで配信中のオリジナルドラマ「とにかく婚姻届に判を捺したいだけですが」で主演している。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった