杉咲花主演ドラマ「恋です!」から考える本当のバリアフリーとは
日本テレビ系の連続ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(水曜、午後10時~)が「面白い!」と話題だ。原作は、WEB連載で閲覧数累計2000万PVを突破した「うおやま氏」による『ヤンキー君と白杖ガール』(KADOKAWA)。
勝ち気で言いたいことははっきり言う弱視の盲学生・赤座ユキコ(杉咲花)と顔に大きな傷があるヤンキー・黒川森生(杉野遥亮)のそれぞれが違う環境や人生を送ってきた中で、不器用ながらも真っ直ぐな想いで互いに向き合い、二人が紡いでいく恋愛物語である。
杉咲と杉野の好演もさることながら、この作品の魅力はラブコメとしての面白さだけにとどまらない。主人公であるユキコは弱視の盲学生で、タイトルにある通り、白杖がないと外を歩くことすら困難を伴うという状況に身を置いており、そんな「障がいによる生きづらさ」に真正面から切り込んでいるのだ。
ネットでも<ハンディキャップのある女の子のドラマですがネガティブな雰囲気はあまりなく白杖や点字ブロック、弱視の感覚等、再認識や知識が得られて為になるしラブコメとしては新しい取り組みだと思う><ただのホンワカ恋愛ドラマじゃ無くて、白杖を持つまでの葛藤もきちんと描かれているから視る側に届いてくるのかなと思っています>など、今作の独自性を評価する声が上がっている。