著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

古川琴音は個性的なルックス&声で空気を一変させる実力派

公開日: 更新日:

古川琴音(24歳)「前科者―新米保護司・阿川佳代―」WOWOW

 昨年秋に放送された森七菜主演のドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)で主人公と同居する中国人コンビニ店員を演じて注目を集め、今年春クールの「コントが始まる」(日本テレビ系)では有村架純の妹役を好演した古川琴音。CM起用も増えて、最近ではアットホームのCMで坂口健太郎とともに「ウォーリーをさがせ!」のキャラに扮している。

 この秋は、11月20日にスタートする有村架純主演のWOWOWオリジナルドラマ「前科者―新米保護司・阿川佳代―」に、覚醒剤取締法違反で執行猶予の判決を受けた田村多実子役で出演する。見た目も含めて今までの彼女とは違う役柄への挑戦が注目を集めそうだ。

 1996年10月25日生まれ、神奈川県出身の古川琴音は、中学・高校の演劇部で活動して女優になりたい気持ちが強くなり、現在の所属事務所「ユマニテ」のオーディションに応募。2020年度前期のNHK朝ドラ「エール」では窪田正孝二階堂ふみの娘役を演じ脚光を浴びた。

 彼女の魅力を喫茶店の飲み物にたとえるなら、白い茶器に注がれた紅茶。演技に深みがあるだけでなく、エキゾチックな香りを感じる。個性的なルックスと声も魅力的で、異世界の迷宮で出会った女性を思わせるミステリアスな存在感の中に、子猫のような愛らしさを秘めている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋