元男闘呼組・岡本健一のエージェント契約でも「ジャニーズ年金」消滅の流れは変わらない

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■事務所に所属する限りは徹底して面倒を見る

「ただ、事務所に所属する限りは徹底して面倒を見るというのは、今年亡くなった元副社長の藤島メリー泰子さんの方針だった。反面、事務所を独立した者に対しては、厳しい対応をしてきたことで有名でした。ですが、19年にジャニー喜多川氏が亡くなり、メリー氏が代表権のない名誉会長に就任してから、この方針も変わってきましたね」(女性誌記者)

 20年には少年隊錦織一清(56)と植草克秀(55)が退所。今年4月には“事務所の長男”と言われた近藤真彦(57)が事務所を去った。

「ジャニー氏に代わって社長に就任したメリー氏の娘である藤島ジュリー景子氏は、会社の財務管理に厳しいと言われています。活躍したタレントにはきちっと高額のギャラを支払いますが、そうでないタレントには退所も辞さない構えです。実際にデビュー前のジャニーズJr.に対しても『22歳定年制』を導入した。当然、活躍が少ないベテラン勢にも厳しいリストラ風が吹いています。まあ、渋谷や赤坂などに複数の不動産を所有する今のジャニーズ事務所にとって、“年金”として支払ってきた年間数億円のお金は、さほど大きな金額ではないと思うんですけどね」(テレビ局関係者)

 経営者が変われば、待遇が変わるのはサラリーマンも一緒。ただ、一世を風靡したアイドルたちも“リストラ対象”となるとは、何とも世知辛い世の中になったものだ。

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