著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<8>23歳の「三谷謙」は「全日本歌謡選手権」出場を決意する

公開日: 更新日:

「くだらないって思ってたんだよ。なんでもかんでも厳しくしすぎるなんて意味ないじゃん。本当によくないところを直してやろうっていう厳しさじゃないんだ。先生方も番組のカラーに少し合わせ過ぎてたかな。厳しく言うことに酔っちゃってたのかも」(平尾昌晃

「10週勝ち抜いたら歌手デビュー」で人気を博したテレビの視聴者参加番組「全日本歌謡選手権」だが「プロ対アマ」の他流試合だけでなく、淡谷のり子、浜口庫之助、船村徹、竹中労ら審査員の厳しい寸評も番組の売りとなっていた。番組の立案者であるディレクターの斉藤寿孝も「遠慮せずやって下さい」とネジを巻いていたという。筆者の取材に応じてくれた生前の平尾昌晃が往時に抱いた懸念とはそのことで、審査員の厳しさがいかなるものだったかは、次に紹介する新聞の読者投稿欄からも判然とする。

《毎週テレビの「全日本歌謡選手権」という番組を見ているが、審査員の態度がどうも気になる。歌手がせっかくプロをめざして、きびしい予選を勝ち抜いてきたのに、ある審査員は「プロになるのをやめたまえ」などと言う。これではあまりに気の毒だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網