著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<114>野崎幸助さんからの相談「プロ野球の球団を持つならいくら必要?」

公開日: 更新日:

 私は若い頃からスポーツの取材もやってきて、楽天が球団を持つ時の騒動も取材していたので、最初のうちは大体そのぐらいはかかるだろうと返事をした。

「50億ですかあ~」

「どうしたんですか、足りないですか? 足りない分は銀行などが融資してくれると思いますよ」

 私が笑うと、彼も「へへへっ」と笑っただけで、それ以降は話が蒸し返されることはなかった。

 たまに株の運用を相談されることもあったが、推奨銘柄に口を開くことは全くしなかった。もしその銘柄が暴落したら、私の責任になることが目に見えていたからである。

「読者は関心があると思いますので見出しにしたいんですが、彼の資産は一体いくらぐらいなんですか?」

 野崎幸助さんの記事を初めて載せようと準備をしていた週刊現代で、担当編集者から聞かれた。

「正確には分からないけど、銀行数行に預けているお金が約3億円。それに証券会社の株と投資信託が10億円ぐらいあるんじゃないですかね。それと貸金業で回収していないお金が数億円あると思います。後は不動産ですかね。土地と建物はいろいろなところにあって、建物の価値はほとんどないかもしれないけど、土地は数億円分はあるでしょう。後はルノワールやシャガールの絵画類が2億~3億円あって、それと社長の現金の隠し金が2億円ほどあったはずです」

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