著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<126>逮捕されたら無効に…? 早貴被告が弁護士と結んでいた仰天契約

公開日: 更新日:

 週刊誌でも裏付けを取っていない記事が散見されていて、彼女から相談された私は大阪のベテラン弁護士を推薦した。大阪なら和歌山から遠くないし、生前にドン・ファンにも紹介したことがあったからである。

■逮捕された場合は依頼をキャンセル?

 だが、彼女が選んだのは別の弁護士だった。実は彼女がその弁護士と交わした書面には、彼女が逮捕された場合は手を引くという趣旨の一文があった。私はそれを見て目を疑った。顧問契約も結んでいないアプリコの存続に口を挟んだ上に、彼女が逮捕されたら仕事を放り出すというのだ。彼女がドン・ファン殺害で有罪になれば遺産を相続する資格を失うから、その時は契約を破棄するということなのかと思った。

 もっとも早貴被告はこの書類にちゃんと目を通していないようで、私の指摘にもクビをかしげるだけだった。

「これはキミが逮捕されたら仕事はキャンセルします、という意味だからね。そんな弁護士と契約する必要はないだろう。その真意を聞いたらどうだ?」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解