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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<126>逮捕されたら無効に…? 早貴被告が弁護士と結んでいた仰天契約

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんが亡くなった2018年5月末以降、事件は世間の注目を浴び続けてワイドショーは連日報道する事態となった。

「55歳もの年の差婚から間もなく不審死を遂げた事案ですからね。関心が高く数字が取れるので、この状態がずっと続く可能性もあります」

 知人の民放プロデューサーは興奮気味に話した。

 実際に当時はトランプ米大統領と北朝鮮の金委員長との電撃会談や災害報道もあったが、ドン・ファン事件は夏すぎまで毎日のようにテレビで流され、実情を知らないコメンテーターと称する人たちが適当なことを言っていた。

 この頃のワイドショーはめちゃくちゃだった。

「ここがSさん(早貴被告)が通っていた新宿のホストクラブです」

「情報によると家政婦(の木下さん)が暮らす六本木のマンションに髪の長い若い女性が訪ねてきたというんです。どうもそれがSさんではないかと」

 それを見た早貴被告は、「(新宿の)こんなホストクラブに行ったこともない」「木下さんの家に行ったこともないのに」などとテレビに向かって毒づいていたものだ。

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