著者のコラム一覧
三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。

ネットフリックスという“黒船”は日本の政治を変えるかもしれない

公開日: 更新日:

 動画配信サービス「ネットフリックス」で、オリジナルドラマの「新聞記者」を見た。感じたのは、日本のマスコミが変わり、政治が変わるかもしれないということだ。米国資本でつくられ、有料会員への配信のためCMが入らず、政治が介入する心配もない。作り手にとっても、やりたいことができる環境が整っている。

 日本アカデミー賞受賞の映画「新聞記者」(2019年)は、東京新聞の記者・望月衣塑子さんをモデルにしている。政界の虚偽を暴き真実を追求する姿を描き、高い評価を得た。

 今回の「新聞記者」もスタッフは同じだが、全6話分の時間を得たことで、より深く、多くの視点から政治の腐敗を描いている。主演は大手プロを独立した米倉涼子さん。フリーになったことで受けられた仕事かもしれないが、ネットフリックスのマーケットは世界なので、俳優たちには魅力的なはずだ。

 メインテーマは森友学園を思わせる「栄新学園」の土地取得を巡る公文書改ざん問題だ。「総理のご意向」により、“お友達”に常識を逸脱した便宜が図られたことが描かれる。また「安倍」という名前こそ出ないが、「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」というあの国会答弁も、声だけだが、総理の発言としてほぼそのまま出てくる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網