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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

「DCU」で女優デビューする後藤エレナがKoki,に燃やすライバル心 母親同士の因縁も

公開日: 更新日:

 阿部寛(57)主演の日曜劇場「DCU」(TBS系)は16日の初回放送で17%近い高視聴率をマークした。脇には横浜流星(25)、山崎育三郎(36)といった、今最も脂が乗った人気俳優たちが出演し、テーマは“社会派”。役者のキャスティングにも隙がなく、フォーマットとしても最強の作りをしていると感じさせる。

 そして第2話から特別ゲストとして登場するのがエレナ・アレジ・後藤(25)。後藤久美子(47)と元F1レーサーのジャン・アレジ(57)の長女だ。彼女にとってこれが女優デビュー作品となるが、エレナの突然の女優デビューに驚きの声が上がっている。エレナはフランス・アビニョン生まれ。日本語は日常生活に困らない程度に話せるものの、十分に使いこなせるレベルとは言い難いためだ。

 しかし「DCU」を指揮する伊與田英徳プロデューサーは「初めて彼女にお会いしたのは4~5年前のスイス大使館のイベントです。その時に自然体だけどなぜか目が彼女に向くという、オーラといいますか気品のある華やかな印象を受けました」とエレナに秘められた可能性を高く評価する。

 もっとも、アレジ・ファミリーを長きにわたり取材している芸能記者たちは、伊與田氏のコメントを額面通りに受け取れずにいる。偶然ではなく、母である後藤の強い後押しがあったのではないかと踏んでいるのだ。

「エレナは『女優にならない』とインタビューなどで語り、母である後藤と比較されることを嫌ってますが、4年前に来日してからはモデル業をしながら日本語のレッスンと演技のレッスンに多くの時間を費やしていました。しばらくの間、後藤がマンツーマンで演技指導を行っていたともいわれています。今回、後藤母娘にとっては“4年越し”の夢がかなったことになります」(芸能関係者)

ブルガリつながりのエレナとKoki,

 そんな後藤母娘が最も意識しているのが、工藤静香(51)とKoki,(18)母娘というのは芸能関係者の間では常識になっている。これは単なる偶然か否か、エレナが女優デビューする4週間後の2月18日には、Koki,が主演した女優デビュー作品「牛首村」が公開される。まるで図ったかのようなタイミングだ。

「実はエレナとKoki,は“『ブルガリ』つながり”で、同ブランドのパーティーなどで度々顔を合わせる関係なんです。Koki,は2018年にアンバサダーに選ばれ、エレナは19年に“ブルガリ アウローラ アワード”……“今最も輝いている女性”のひとりとして表彰されています。『ブルガリ』の広告塔という意味で、ふたりは仲間でもありライバルでもあるわけです」(ファッション関係者)

 モデルから女優という経歴も一緒、女優デビューのタイミングが同時なら、お互い意識しない方がむしろ不自然だし、その感情は双方の母も同じだろう。昨年夏、Koki,の女優デビューが報じられたことで、エレナも改めて決意を固めた可能性もある。

■母親の後藤久美子と工藤静香の因縁も

「実は35年前の1987年、後藤が歌手デビューした記念すべき年に工藤もソロデビューしました。振り返ってみると双方の母娘は何か因縁めいた関係があるのかもしれませんね」(音楽関係者)

 Koki,の最高のプロデューサーが工藤であるように、後藤もエレナのデビューをきっかけにジュネーブを離れ、娘のサポートに本腰を入れるのではないかとも囁かれている。

 工藤静香と後藤久美子の時空を超えた“代理戦争”の勝者は一体どちらになるのだろうか。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

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