著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

月亭八方師匠 自然体のまま、競争激しい芸能界を肩肘張らずに50年以上泳ぎ続けている

公開日: 更新日:

 大御所の長寿番組“卒業”が続いていますが、八方師匠にはそういうこだわりはなく“流れのままに逆らわない”“始まりがあれば必ず終わりがある”その中でできることをする。それも決して無理はしない。いつ、どんな仕事でお会いしても、あくまで私の印象ですが、気負いがなく自然体。その姿勢のまま競争の激しい芸能界を肩肘張らずに50年以上泳ぎ続けておられる。

 昨年の暮れにお話しさせていただいた時に、「若手の落語家は落語をやりたいから落語家になってんねん。それはそれでええことなんやろけど、俺ら違ごた(違った)もん。テレビに出たい、売れたい、モテたいから落語もするけど、それ以上になんか面白いことないか必死に探したもんやけど、時代が違うんかな……」としみじみ話されていたのが印象的でした。

 噺のまくらで「我々の仕事は舞台袖から落語台まで歩ける体力とここ(口)さえ動いたらいいんですから……」と話しておられますが、しっかり動く口元と衰えを知らない回転の速い頭でまだまだ現役バリバリで楽しませてくださることでしょう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃