バカリズムが初の審査員「R-1」 も視聴率イマイチ…それでも優勝者が長く活躍できるワケ

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 ピン芸人のナンバーワンを決める「R-1グランプリ2022」(フジテレビ系)が、イマイチ盛り上がっていない。3月6日夜8時から決勝戦が放送されるが、今年は20回目の節目。バカリズム(46)がお笑いコンテストの審査員を初めて務めるというトピックも、あまり話題になっていないのだ。

 バカリズムは、R-1を機にスターダムを駆け上がった代表格。コンビを解散したわずか2カ月後にエントリーした「R-1ぐらんぷり2006」(当時)で、決勝戦に進出。フリップ芸「トツギ~ノ」で世に出るチャンスをつかみ、2010年まで連続進出し、ピン芸人として頭角を現した。

 “卒業”後は原作・脚本・主演したドラマ「架空OL日記」(日本テレビ系)で「第36回向田邦子賞」、脚本・出演したドラマ「素敵な選TAXI」(フジテレビ系)で「第3回市川森一脚本賞」奨励賞を受賞。昨年は「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021」のクリエイター部門で、ニューウェーブアワードに選出された。

 そんなバカリズムの“凱旋”は満を持したものだが、R-1のブランド力は「M-1」に比べて脆弱だ。平均世帯視聴率を比較しても、錦鯉が優勝した昨年のM-1は関東地区で18.5%、関西地区は28.8%という異常な高さ。対して昨年のR-1は、関東地区が6.6%で関西地区が10.6%(すべてビデオリサーチ調べ)。関東地区は過去最低という不名誉な記録になっている。

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