斎藤工「CM出稿量1位」までの軌跡 イメケン俳優を脱し“とぼけキャラ”での再出発が奏功

公開日: 更新日:

「イケメンだけで主役を張り続けるのは難しい。今もイケメン俳優としての立ち位置でいるのは福山雅治木村拓哉ぐらいでしょう」(芸能関係者)

 イケメンも次なる一手、が必要になってくる。最近、朝ドラや深夜ドラマでの「怪優」ぶりが話題の徳重聡がそうだ。

「21世紀の石原裕次郎を探せ」のオーディションで優勝。第2の裕次郎誕生と騒がれたが、石原プロの内紛もあり「ポスト裕次郎」は幻に。昨年、大手プロに移籍。イケメン俳優の殻を破り新たなキャラで再出発。

 斎藤もイケメン俳優にこだわることなく独特の雰囲気を見せていた。最近は俳優だけでなく監督業にも挑戦。一方でCMはとぼけた味で笑いのセンスを見せた。昨年のイベントで、吉本の養成所で学び、「R-1グランプリ」に覆面で出場していたことを明かした。密かに笑いを学んでいたのだ。

 インディードのCMが芸人だったら、当たり前過ぎて話題にもならなかっただろう。斎藤の隠れた笑いのセンスを引き出した広告マンとの合体が成功した。斎藤がイケメン俳優のままだったら、今回のCM出稿量1位の快挙はなかったはずだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか